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Tobi Cast 2011年7月

2011年7月28日

展覧会とコレクション(4)

[写真]同展チラシ(B5サイズ)より。
--ナムジュン・パイク展

 ヨーゼフ・ボイスとともに20世紀後半の美術界をリードしたナムジュン・パイク(白南準)。韓国に生まれ朝鮮戦争を避けて来日、東大では音楽美学を学び、オノ・ヨーコらとグループ活動を行った後、ドイツに渡りビデオ・アートのパイオニアとして欧米で活躍しました。
 この展覧会では、サブタイトルどおりビデオ・アートを中心に構成、日本における最大規模のものとなりました。ソニーの機材協力をはじめ、海外からのアーティストや関係者の招聘など関連機関の全面協力で実現した都美術館最初の自主企画海外展で、その多くを海外からの出品で構成。
 展覧会終了後、一部は返却せずに購入することができました。≪TV時計≫(ブラウン管の走査線を調整して24台のTVで24時間を表示)、≪現実の花 生きている花≫、≪現実の魚 生きている魚≫などのインスタレーションやオブジェ、ビデオ映像作品、またパフォーマンスの記録集などが東京都現代美術館にコレクションされています。パイクは数年前に亡くなりましたが、TV時計は四半世紀過ぎた今も時を告げているのです。(「展覧会とコレクション」終)(河合晴生)

 ◆ナムジュン・パイク展—ヴィデオ・アートを中心に
  会期:昭和59(1984)年6月14日~7月29日

[写真]同展チラシ(B5サイズ)より。 

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2011年7月14日

展覧会とコレクション(3)

[写真]同展図録より。デザインは田中一光によるものです。
--今日のイギリス美術

 日本の国公立5つの美術館とイギリス側の共同企画によるもので、都美術館が最初の展覧会場となりました。
 とかく難解と思われがちな現代美術ですが、イギリスの美術は、自然とユーモアを愛する国民性を反映して、親しみやすい作品が多いことが特色のひとつです。この展覧会では、1970年代から80年代にかけての作品を中心に33作家、170点を超える作品を通じて、イギリス美術の最新動向を紹介しました。
多くの作家が来日して作品の設営に立ち会い、また日本で新たに制作するなど、日本の美術館での展示のあり方に、作家との共同作業を通じて美術界に多大な影響を与えました。
 都美術館はD.ナッシュやT.クラッグなど日本で制作した出品作を中心にコレクションを開始、その後もイギリス美術を系統的に収集してきました。建築家・安藤忠雄が会場構成を担当した東京都現代美術館での「(アンソニー・カロ展」(1995年開催)、またD.ホックニーの版画作品のまとまった収集など、都美術館のコレクションを引き継いだ流れの一環でしょう。(河合晴生)

 ◆今日のイギリス美術
  会期:昭和57(1982)年2月27日~4月11日

[写真]同展図録より。デザインは田中一光によるものです。

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