お知らせ

「2013年度グッドデザイン賞」を受賞

2013/10/1
東京都美術館のリニューアルオープン記念事業として実施した「新伝統工芸プロデュース『TOKYO CRAFTS & DESIGN 2012』」が、「2013年度グッドデザイン賞」(主催:公益財団法人日本デザイン振興会)を受賞しました。

 今回の受賞では、美術館の機能が芸術作品を研究して展示することだけに限定されるものではなく、「アートを媒介に社会や産業の活性化を行う主体的拠点となることが新たな役割となりつつある」点など、美術館の新たなビジネスモデルの可能性をはじめ、社会の中での新たな位置付けを開く試みも注目されました。これは、当館のミッションの一つ「伝統を重視し、新しい息吹との融合を促す美術館」を基に、伝統的技術とデザインの融合をテーマにした取り組みが評価されたものです。

 グッドデザイン賞の受賞にあたり、ご協力をいただきました皆さまに感謝を申し上げるとともに、当館では、今後も人と美術が出会う「アートへの入口」として、心の豊さの拠り所となるよう取り組んでまいります。  なお、「TOKYO CRAFTS & DESIGN」の商品は、当館のミュージアムショップで販売しております。


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2013年度グッドデザイン賞

TOKYO CRAFTS & DESIGN


■グッドデザイン賞について
 「グッドデザイン賞」は、公益財団法人日本デザイン振興会が主催する、日本で唯一の総合的なデザインの推奨制度です。1957年に創設された「グッドデザイン商品選定制度(通称Gマーク制度)」を母体とし、1998年より「グッドデザイン賞事業」として新たにスタート。その対象はデザインのあらゆる領域にわたり、毎年約1,000件、55年間で約38,000件が受賞しています。

■「TOKYO CRAFTS & DESIGN」について
 本事業は、当館の平成24年4月のリニューアルオープンを記念して実施された事業の一つです。本事業では、東京の伝統工芸職人とデザイナーのために当館がプロデュースし、伝統を生かしつつ、これまでにない美しさと市場性を兼ね備えた商品を生み出すことを目的としています。職人とデザイナーとが協働し、知識を深め、一丸となって商品開発にあたりました。それをアートディレクター、学芸員、知的財産アドバイザーなど専門家集団が支えました。その結果、「未来の伝統」となる、ミュージアム商品が完成しました。

◇事業期間:平成23年9月6日~平成25年3月31日
◇プロダクト発表会(販売開始):平成24年10月26日
◇「TOKYO CRAFTS & DESIGN 2012」認定:10点

<東京七宝(トウキョウカボッション)/東京くみひも(結-yuu-)/東京銀器(ホントノキモチ)/江戸切子(切子の指輪/ペーパーウェイト‐モアレ/漆硝子文鎮)/江戸木彫刻(木彫ルーペ)/江戸鼈甲(鼈甲ブックマーカー)/東京染小紋(小紋チーフ)/江戸象牙(mixed pendant)>

[関係機関]
公益財団法人日本デザイン振興会/公益財団法人東京都中小企業振興公社/株式会社美術出版サービスセンター/株式会社ハーズ実験デザイン研究所/株式会社ソーシャルデザイン研究所/株式会社ロフトワーク/エキサイト株式会社/株式会社Culture Generation Japan
●受賞対象名
美術館が媒介する伝統工芸とデザインの融合
新伝統工芸プロデュース“TOKYO CRAFTS & DESIGN”

●受賞部門
B3-3. ビジネスメソッド、ビジネスマネージメント

●受賞代表者
東京都美術館 館長 真室佳武

●プロデューサー
東京都美術館 専門調査員(学芸員) 川越仁恵

●デザインディレクター
株式会社ハーズ実験デザイン研究所 代表取締役 ムラタ・チアキ

●デザイナー
畠山弘、村田繭衣、堀口徹、小宮山洋、片山紀史夫、峰岸奈津子、泉健一郎、竹中逸人、幾度慶美、大澤健吾、廣田尚子、廣田達朗、藤本英子、川勝新市、なごみ、富田篤、南出優子、河本匠真、渡邉宗雲、渡邉純人
「2013年度グッドデザイン賞」
「グッドデザイン賞」審査委員による評価コメント
 美術館は芸術作品を研究して展示するといった機能だけに限定されるものではなくなっていて、アートを媒介に社会や産業の活性化を行う主体的拠点となることが新たな役割となりつつある。このプロジェクトの場合は伝統的技術とデザインの融合がテーマとなった。一方、グローバルにイノベーションが求められる時代には、ローカルな個性や土地の(知識)資産が重視されるようになる。こういった活動は美術館の新たなビジネスモデルの可能性、産業社会の中での新たな位置づけを開く試みである。