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2011年11月16日

東京都美術館シンボルマークとロゴについて

東京都美術館,ロゴ,真室佳武,吉岡徳仁 新しく誕生したシンボルマークとロゴは記者発表会で公表されました(左・真室佳武東京都美術館 館長、右・吉岡徳仁氏 デザイナー)
 “東京都美術館ブランド”を象徴する「シンボルマーク」と「ロゴ」が、平成24年のリニューアルオープンよりも一足早く、誕生しました。デザインしたのは、世界の有名美術館や企業が注目する、デザイナーの吉岡徳仁さんです。

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シンボルマークのデザインコンセプトについて
デザイナー・吉岡 徳仁 氏

 シンボルマークは、1975年に前川國男氏設計による現在の東京都美術館の建物を連想させるキューブのモチーフで、“造形の原点”を象徴するアイコンとしてデザインしました。
 シンボルカラーには、建築の外装に使用されている赤に近い茶色、また日本の和を感じさせる赤を融合させ、新たな東京都美術館の色をつくり出しました。
 美術館そのものを象徴した立方体のデザイン(左)と、線で描かれた透明性のあるデザイン(右)、立体感のある2種類から構成され、誰もが東京都美術館のイメージにリンクする歴史と未来が融合したデザインとなっています。

東京都美術館シンボルマークが誕生するまで

永く愛され、世界にも通用するデザインを
 東京を拠点に、世界中でデザインを発信し続けるデザイナーの吉岡徳仁さん。そのデザインはアートの領域に達し、世界の主要美術館で永久収蔵されるなど、世界で最も活躍するデザイナーとして数々の賞も受賞されています。
 現在、開催中のヴェネツィア・ビエンナーレでは、1/10スケールの模型「光庵‐ガラスの茶室」2011」が披露されているほか、チューリッヒのベルリーヴ美術館では、アートディレクションを担当する「Cartier Time Art」の世界巡回展、パリのオルセー美術館の印象派ギャラリーリノベーションプロジェクトではガラスのベンチ「Water block」を展示するなど、複数のプロジェクトが進行しています。
 多岐にわたる活動の中、今回、吉岡徳仁さんが挑んだのは東京都美術館の「シンボルマーク」と「ロゴタイプ」のデザインでした。開館以来85年間にわたりシンボルマークやロゴを持つことのなかった都美術館。イメージカラーもない中、吉岡さんが目指したのは、「永く愛され、世界にも通用するデザイン」でした。
リニューアルオープンが待ち遠しくなる歴史と未来が融合したデザイン
 吉岡さんは、「誰にでもわかる明快さ」「シンボリックなイメージ」「歴史と未来が融合する」「建物から連想する」「世界の人に愛される」「日本をイメージする」「大人から子どもまで親しみやすい」などをデザインのポイントに掲げています。
 誕生したシンボルマークはハード(建物)用とソフト用の2種、ロゴタイプとの組み合わせでは30パターンにも上りました。どっしりと重厚感のある力強い立方体のデザインは、85年の館の歴史と伝統を象徴する一方、線で描かれた透明性のあるデザインは、美術館の限りない可能性や親しみやすさなど、リニューアルオープンが待ち遠しくなるような“ワクワク感”をも感じさせます。
 プレゼンテーションや打ち合わせでも一貫して穏やかな風情の吉岡さんが見ていた先は、100年先の都美術館。将来にわたり色褪せない、「これぞ東京都美術館」ともいえる「シンボルマーク」と「ロゴタイプ」誕生の瞬間でした。

●デザイナー・吉岡徳仁氏(TOKUJIN YOSHIOKA)プロフィール
 1967年生まれ。2000年に吉岡徳仁デザイン事務所設立。「スワロフスキー銀座」をはじめ、20年にわたり「ISSEY MIYAKE」のショップデザインを手掛けるなど、空間デザインやプロダクト、建築など、幅広い分野で活躍し、世界中から注目を集めている。アートとも評される作品の数々はニューヨーク近代美術館(MoMA)など、世界の主要美術館で永久収蔵品に選ばれている。2011年、『Fast Company』(米国・経済誌)の「世界で最もクリエイティブな100人」に選出された。

【協力:吉岡徳仁デザイン事務所/企画・編集:東京都美術館 広報担当】
 ※掲載記事は、平成23年9月時点での内容となっております。

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