特別展
2012年10月6日(土)~2013年1月4日(金)
メトロポリタン美術館(愛称:メット)所蔵の珠玉の作品の数々による特別展。テーマは「西洋の美術において、風景(大地、海、空)や動植物が、どのように捉えられてきたか」というもの。
メットの17の学芸部門のうち12の部門を横断して構成される本展では、紀元前2千年の古代メソポタミア文明の石彫から、中世ヨーロッパの工芸品、イスラムの写本、銀器やガラス製品、テキスタイル、西洋美術を代表する巨匠たち、レンブラントやターナー、ゴッホらの油彩画、そして19世紀から現代までの写真作品の数々によって、自然をモチーフとした表現の変遷を振り返ります。
万物の源であり、神秘的な計り知れぬ力をもつ世界に向けて、人間はどのような眼差しを注ぎ、輝かしい創造へと導かれる霊感を得てきたのか―。本展の主題は、メットを訪れる世界中の人々を魅了してやまない、まさに「人類の美の遺産」のエッセンスといえるものです。本展は東京都美術館のリニューアルを記念して開催されるもので、日本国内での巡回はありません。