展覧会

特別展

新印象派―光と色のドラマ

Neo-Impressionism, from Light to Color

2015年1月24日(土)~3月29日(日)

新印象派―光と色のドラマ ポスター
本展は、20世紀へつながる絵画の革新を推し進めた運動のひとつ、「新印象派」に注目し、その誕生からの約20年間の流れを時間軸に沿ってご紹介するものです。

新印象派の登場は、1886年、最後となる第8回印象派展においてでした。印象派は、揺れる水面や陽光のうつろいなど、自らの目に映る世界を描き出そうとし、それに相応しい様式を作り出しました。その明るい画面を作り出す様式を、新印象派は最新の光学や色彩理論を援用して発展させていきます。そして、目に見える世界をそのまま再現することよりも、色彩そのもののもつ表現力へと関心を移していき、20世紀初頭のフォーヴィスム誕生への源泉になりました。

本展では、印象派のモネの作品から始まり、スーラ、シニャックによる新印象派初期の作品、その後フランスやベルギーで次々と生み出された多様な新印象派の作品、さらにマティス、ドランの色彩溢れる作品をご紹介します。スーラの描いた静かで小さな点が、マティスのダイナミックで強い色彩の表現へ至るまでの変化の軌跡を、世界各国から集結する約100点でたどります。

展覧会基本情報

展覧会基本情報
会期
2015年1月24日(土)~3月29日(日)
会場
企画棟 企画展示室
休室日
月曜日 ※3月23日(月)に特別開室します
開室時間
9:30~17:30(入室は閉室の30分前まで)
夜間開室
金曜日は9:30~20:00(入室は閉室の30分前まで)
観覧料

前売券 | 一般 1,300円 / 学生 1,100円 / 高校生 700円 / 65歳以上 900


当日券 | 一般 1,600円 / 学生 1,300円 / 高校生 800円 / 65歳以上 1,000


団体券 | 一般 1,300円 / 学生 1,100円 / 高校生 700円 / 65歳以上 900
※団体割引の対象は20名以上


※中学生以下は無料
※身体障害者手帳・愛の手帳・療育手帳・精神障害者保健福祉手帳・被爆者健康手帳をお持ちの方とその付添いの方(1名まで)は無料
※いずれも証明できるものをご持参ください

主催
東京都美術館(公益財団法人東京都歴史文化財団)、日本経済新聞社
後援
在日フランス大使館/アンスティチュ・フランセ日本
協賛
NEC、花王、損保ジャパン日本興亜、ダイキン工業、大日本印刷、トヨタ自動車、みずほ銀行
協力
エールフランス航空/KLMオランダ航空、日本航空

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イベント情報

イベント情報
○記念講演会

第1回

日時
2015年2月7日(土) 14:00~15:30
テーマ
「新印象派の絵画―芸術と科学と社会」
講師
三浦篤(本展学術協力、東京大学 教授)
会場
東京都美術館 講堂(交流棟 ロビー階/定員225名)

第2回

日時
2015年2月14日(土) 14:00~15:30
テーマ
「印象派を超える挑戦―新印象派とモネ、ルノワール」
講師
大橋菜都子(東京都美術館 学芸員)
会場
東京都美術館 講堂(交流棟 ロビー階/定員225名)

※聴講無料。ただし同展観覧券(半券可)が必要です。
※当日13:00より講堂前で整理券を配布し、定員になり次第、受付を終了。開場は13:30です。

○イブニングレクチャー

本展担当の学芸員による展覧会の見どころを解説します。


第1回

日時
2015年1月30日(金) 18:00~18:30
出演
大橋菜都子(東京都美術館 学芸員)
会場
東京都美術館 講堂(交流棟 ロビー階/定員225名)

第2回

日時
2015年2月13日(金) 18:00~18:30
出演
大橋菜都子(東京都美術館 学芸員)
会場
東京都美術館 講堂(交流棟 ロビー階/定員225名)

第3回

日時
2015年2月27日(金) 18:00~18:30
出演
大橋菜都子(東京都美術館 学芸員)
会場
東京都美術館 講堂(交流棟 ロビー階/定員225名)

第4回

日時
2015年3月13日(金) 18:00~18:30
出演
大橋菜都子(東京都美術館 学芸員)
会場
東京都美術館 講堂(交流棟 ロビー階/定員225名)

※聴講無料。ただし本展観覧券(半券可)が必要です。
※当日17:40より開場し、定員になり次第、受付を終了。

○モーニング・レクチャー

特別開室日にお届けするスペシャルイベントです。
本展担当の学芸員が展覧会の見どころを解説します。


日時
2015年3月23日(月) 10:00~10:30
出演
大橋菜都子(東京都美術館 学芸員)
会場
東京都美術館 講堂(交流棟 ロビー階/定員225名)

※聴講無料。ただし本展観覧券(半券可)が必要です。
※当日9:40より開場し、定員になり次第、受付を終了。

○コラボ企画
「新印象派」展(都美)×「ヒカリ展」(科博)

「光とは何か! 科学と芸術の挑戦」
ヒカリの正体を追った科学者と、ヒカリの美しさを追求した芸術家の交差点を探る!!

光の正体を探ったニュートンやヤング、アインシュタインなどの科学者と、光の効果を高める表現を追及するために科学的手法を取り入れたスーラ、シニャックなどの新印象派の画家たちの「交差点」を探る講演会です。それぞれの展覧会を監修した研究者や学芸員がヒカリの魅力を多角的にご案内します。


日時
2015年1月31日(土) 13:00~14:30
会場
国立科学博物館 講堂(日本館2階/定員100名)
内容
①13:00~13:50/「光の科学―光の正体を追った研究者たち」
 講師:若林文高(国立科学博物館 理工学研究部長)
②13:50~14:20/「新印象派―光の科学に学んだ画家たち」
 講師:大橋菜都子(東京都美術館 学芸員)
③14:20~14:30/フリートーキング

※当日先着順に受付し、定員になり次第、受付を終了。
※参加費無料。ただし、受付時に「ヒカリ展」観覧券が必要です(複数名で参加の場合、参加者全員の方の「ヒカリ展」のチケットの提示が必要です)。
※前日までにすでに「ヒカリ展」をご覧になられた方は、当日、常設展入場券をご購入のうえ、「ヒカリ展」の半券を持参してイベント会場受付にお越しください。


日時
2015年2月1日(日) 13:00~14:30
会場
東京都美術館 講堂(交流棟 ロビー階/定員225名)
内容
①13:00~13:50/「新印象派―光の科学に学んだ画家たち」
 講師:大橋菜都子(東京都美術館 学芸員)
②13:50~14:20/「光の科学―光の正体を追った研究者たち」
 講師:若林文高(国立科学博物館 理工学研究部長)
③14:20~14:30/フリートーキング

※参加費無料。ただし、「新印象派―光と色のドラマ」展の観覧券(半券可)が必要です。
※当日12:00より講堂前で整理券を配布し、定員になり次第、受付を終了。開場は12:30です。

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