あなたが撮影した花の写真とそれにまつわるエピソードを募集します。種から育てた花、お祝いにもらった花、散歩中に見つけた花、お供えの花…。ぜひこの機会に、スマートフォンやアルバムの中に収められた「花」とその思い出を振り返ってみませんか。
ご提供いただいた情報は、2026年夏に開催予定の東京都美術館開館100周年記念「この場所の風景(仮称)」展にあわせて制作する、2027年の日めくり式〈花のカレンダー 1926-2027〉などに使用予定です。採用された方には完成品を差し上げます。
私たちは「花」にどんな想いを託しているのか。花に関する私的な記録と記憶を集め、それらを用いて2027年の日めくりカレンダーを制作するこの試みは、当館の開館年(1926)と開館100周年の次の年(2027)が全く同じ歴になることから着想されています。当館が開館した1926(大正15)年に描かれ、のちに当館所蔵作品第一号となった油彩画《百日草の庭》*に光をあてるリサーチ・プロジェクトの一環として、AHA!が企画しました。
*現在は東京都現代美術館所蔵
大正から昭和へと元号が変わる100年前に描かれた1枚の絵と、その作者・藤岡鉄太郎(生没年不詳)にせまる《百日草の庭》リサーチ・プロジェクトの企画者。私的な記録と記憶に着目したアーカイブ・プロジェクトとして、2005年に大阪にて始動。正式名称は[Archive for Human Activities/人類の営みのためのアーカイブ]。記録集『はな子のいる風景』(2017)、ウェブサイト『世田谷クロニクル1936-83』(2019)、展覧会「わたしは思い出す」(2021)など、さまざまなメディアづくりに携わる。
https://aha.ne.jp/
あなたが撮影した「花」の写真を、花にまつわるエピソードとともにお送りください(下記の例をご参照ください)。
例1)
1. マーガレット
2. 1993年5月4日に玄関先にて、フィルムの余りで撮影。前日から我が家に帰省していた大学生の娘を駅まで送った後だった。
例2)
1. 百日草
2. コロナの時期に在宅が増え庭に種を蒔いた。家の前を毎日散歩する人が生育を観察していたようで、最初の花が咲いた朝、外から「咲いてる!」という声が聞こえ驚いた。
※使用させていただく方には、2026年5月末までに担当者からご連絡いたします。その他の詳細は決まり次第お知らせします。
〆切:2025年12月26日(金) 23時59分まで
※応募多数の場合は、受付を早期に終了する可能性があります。
東京都美術館 「花の写真募集」担当
TEL 03-3823-6921(代表)
藤岡鉄太郎《百日草の庭》1926年 東京都現代美術館蔵