東京都美術館は建物の老朽化等による大規模改修工事を経て、2012（平成24）年4月にリニューアルオープンしました。リノベーションにより新しく生まれ変わった東京都美術館の建物が、このたび「BELCA賞」(主催：公益社団法人ロングライフビル推進協会）を受賞しました。

今回の受賞は「リフォーム部門表彰建物」として、「法改正に伴う既存不適格部分については、全館避難安全検証の認定を受けて既存建物のイメージを損なわない改修が行われたこと」をはじめ、「氷蓄熱の導入による夜間電力の有効利用や高効率ヒートポンプモジュールチラーの採用により、省エネ性能とともに冗長性を確保した機器構成や運用」及び、「美術館としての機能向上だけでなく、上野公園との一体性を意識した改修」などが高く評価されたものです。

「BELCA賞」の受賞にあたり、ご協力をいただきました皆さまに感謝を申し上げるとともに、当館では、今後も人と美術が出会う「アートへの入口」として、心の豊さの拠り所となるよう取り組んでまいります。