連携展無料
2016年12月9日(金)~12月18日(日)
「第5回 都美セレクション グループ展公募」にて選出されたグループによる展覧会です。
[グループ名]
MITSUMATA
[グループによる展覧会紹介]
日本人は古来から神、そして紙、と共に生活をしてきました。時代と共に形を変え、人々の暮らしと芸術を豊かにし、その可能性に満ちた白地に人間は無限のイマジネーションを投影し今日にいたります。また、日本人は「自然万物に神が宿る」という独特の宗教観を持ち、衣食住を営む民族でした。自然の織りなす恵そのものが人々にとって心の拠り所でありました。
生活が情報化する中、「紙」の価値とは一体何でしょうか。平成26年に世界無形文化遺産として登録され、日本の紙の文化が世界に認められたことにもなる一方で、同時に〔特別な存在〕となってしまったことを強く認識する必要があるのではないでしょうか。デジタル化した現代に、この〔かみ〕(紙・神)という特別な素材を用い各人に作品の主材として、社会に対するメッセージを投げかけます。
[出品作家]*印は代表者
足立篤史、伊藤咲穂*、鶴田美香子
[グループプロフィール]
紙を媒体とし、紙と人、社会、精神、自然との結びつきをテーマにそれぞれ制作をする三名の作家によるグループ。和紙の原料である”三椏”から、グループ名をMITUMATAとして活動しています。可能性に満ちた紙にイマジネーションを投影し、デジタル化した現代に、"紙"という特別な素材の"名前、変容性、価値、可能性”を用いた各々の作品の主体として表現します。