会期
2017年5月16日(火)~7月2日(日)
会場
東京都美術館 佐藤慶太郎記念 アートラウンジ(中央棟 1階)
*観覧無料
東京都美術館は、日本初の公立美術館として1926年5月1日に開館しました。今年も創立の日を記念した小規模なアーカイブズ資料展示を行います。
れんが色のタイルに彩られた現在の美術館の建物(新館)は、ル・コルビュジエの弟子としても知られるモダニズム建築の旗手、前川國男(1905-1986)の設計によるものです。列柱を仰ぎ見て階段をのぼる、威厳ある旧館の建物(岡田信一郎設計)と対照的に、この建築は地下をメインエントランスとし、上野公園の自然に調和するよう設計されました。
前川建築設計事務所によるイメージスケッチや、1975年の新館開館当時の建築写真や刊行物などを展示し、東京都美術館の建築にかかわるアーカイブズ資料の一端をご紹介します。
*本展は、江戸東京たてもの園で開催される特別展「ル・コルビュジエと前川國男」(5月30日[火]~9月10日[日])にあわせて企画した資料展示です。佐藤慶太郎記念 アートラウンジにて、江戸東京たてもの園による同特別展のパネル展「ル・コルビュジエ、前川國男、東京都美術館」と、当館のアーカイブズ資料展示「前川國男と東京都美術館の建築」が同時に開催されます。あわせてお楽しみください。
※会期が異なるのでご注意ください。
東京都美術館 イメージスケッチ
前川建築設計事務所、1971-72年
東京都美術館 新館外観 1975-79年撮影