建築概要

リニューアルオープン

1975(昭和50)年の建物竣工から約36年が経ち、施設や設備の老朽化が進みました。
2010(平成22)年3月から2012(平成24)年2月にかけて大規模改修工事を実施。
改修は、既存の躯体を残したうえで全面改修工事となりました。
設備の全面更新に加え、ユニバーサルデザインの整備、来館者の鑑賞空間の質的向上や利用者の利便性向上を図りました。

リニューアルオープン

後世に継承する佇まいの外観

リニューアルオープン・ライトアップ

地上部分を建て替えた企画棟

工事の基本方針は以下のとおり。

◆躯体を残した大規模改修

現在の躯体を極力生かし、都民に親しまれた当館の佇まいを後世に継承する。

◆新たな文化の発信拠点としての再整備

東京の新たな「顔」となり、国内外への新たな文化の発信拠点として、
多様な芸術文化に親しむ機会や文化創造環境を創出する。

◆美術館としてのアメニティや魅力の向上

ユニバーサルデザインへの取組やレストラン、ショップなどの充実を図り、
来館者に芸術文化に関わる喜びや楽しさをもたらす空間づくりを展開する。

◆設備の全面更新や環境負荷の低減

設備の全面更新を実施するのにあたり、可能な限り省エネ設備を導入する。

これにより企画棟の地上部分は新たに建て直され、中央棟は階層を増やし、増床されました。
中央棟の階層による増床部分には、見晴らしのよいレストラン、ロビー階の増床部分には
間口が広く明るい採光の差し込むミュージアムショップが配されています。